―あとがき―
いつごろ作った作品だったかはもう忘れてしまいましたが、テーマは「呪い」で、世界観的にホラーっぽいニオイはあるけど、それでもあまり重たくない感じの、
愉快な「コメディ」テイストを目指した1話目的な漫画です。児童書・ヤングアダルト系として出版社に持ち込む予定のものだったのですが、
見方によっては大人の方も楽しめるものにしようと思って作りました。
さて、ここから反省点と問題点。
主人公の
キャラクター(まあまあ常識的な少年)
世界観(ホラー臭とコメディの香りが漂う世界・奇妙な喫茶店)
目的(最終ゴール:姉妹(姉)がかけた呪いをとく)
動機(どうしてそうしたい:呪いがかかっていると奇妙な問題が起きるから)
1話目には上記したものが入っていればいいんじゃないかと思って、
「ひとりの少年が、変な姉妹によって変な呪いをかけられたので、それを解こうと決意する」までを割と世界観重視な感じで描いてみたのですが、
やっぱり重要なポイント「どうやって呪いを解こうとするのか」「呪いの解き方」といった、細かいところまで
1話内に少しでも入れておいた方がより続きが気になり、面白かったんじゃないかな、と今では反省しております。
しかし、かつては「詰め込み過ぎないように」と配慮した結果だったのかなー、とも推測できます。うーん、思い出せない。。。
そして今改めて読み返してみると、それ以前に問題があり、
キャラの異様なテンションや構成の時点でこの作品の世界観に少し「入りにくい」印象。
作った当時はこのくらいで大丈夫と判断したようですが、
大きな問題点として、「呪い」自体、パッとせずわかりにくく気持ち悪いモノ、という認識が一般的なので、
もうちょこっと工夫した方がよかったのかな、とも思いました。
というわけで、一応ちょいちょいと漫画関係の方々に読んでもらったのですが、やはり絵柄とか色々あって、
結局世に出ることなく長い眠りについていたお漫画ではございますが、
少しでも楽しんでいただければ幸いですm(_ _)m
個人的には割と好きな作品です。
いつか需要と機会があったら作り直してみたり、続きを描いてみたいと思っております。
2013年9月19日 ほりやゆ
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